XPエクストリーム・プログラミング Web開発編

XPエクストリーム・プログラミング Web開発編

XPエクストリーム・プログラミング Web開発編

XPエクストリーム・プログラミング Web開発編を読みました。折角なので感想を。

目次

  • 第1部 XPとウェブプロジェクト
  • 第2部 ウェブXPプロジェクトでの作業
  • 第3部 XMLとウェブXP
  • 第4部 ウェブXPのベストプラクティス

全体的には如何にXPをウェブアプリ開発プロジェクト用に落むかというテーマでした。
かなり具体的なケースを例として出しており、明日からでも実践出来そうなテーマが多かったです。

特に印象に残った点としては「顧客を開発に加わらせる重要性」・「細かいイテレーションでの作業」・「スタンドアップミーティング」について書かれていた箇所でした。

1.顧客を開発に加わらせる重要性

勝手に脳内仕様を決め込んで作り上げてしまい、お客さんとの関係が悪化してしまうというのも過去何度かありましたが、それは僕の誤解によるものだと気付かされました。

どういう事かと言いますと、「こちらはお金を貰っているのだから余計な手をお客様に煩わせてはいけない。」という明後日の方向を向いた気使いをしていました。発注先にとってベストな結果とは望んだ通りの成果物が完成する事であるという根本をおざなりにしてました。


2.細かいイテレーションでの作業
1点目とも重複する箇所もあるんですが、今までは「1ヵ月下さい!何とかします!」という感じで凌いでいたんですが、そもそもそれは間違いだったと。「一週毎に報告します。恐らく1ヵ月程かかると思われます。何かあればその時に言って下さい。」と言うべきでした。要件変更や仕様変更(辻褄合わせ)は避けられない宿命ですのでそれを甘んじて受け入れて、なるべく軌道をぶれないようにする事に重きを置くべきだなと思いました。


3.スタンドアップミーティング
無駄な会議、長い会議。会議と名の付くものでこの二つの割合はかなりを占めているんではないでしょうか。集中力を持続させたまま人の話を聞けと言われても土台無理な話です。ならどうするか!それは立ってやれ!との事。確かに立ってられる時間は限られてますので、皆が要点をまとめて手早く済まそうという意識を持つだけで会議の時間は劇的に削減出来るんではなかろうかと。

↓この辺も会議改善に役立ちそうです。
「無意味だ」と言いながら、どうして会議の改善をしないのか@ITmedia


やはり言われてみれば当り前の事が多いのですが、業務の中での関わりや過去のやり方等が思考停止を生んでいるんだと思います。

物事をシンプルに考えて最上のやり方を考えれば良いだけの事なのですが.....が!なかなか難しいんですよね。。